2009年本屋大賞 ノミネート作品発表
「売り場からベストセラーをつくる!」
知名度はすっかり定着した感のある本屋大賞の2009年ノミネート10作の発表がありました。
2009年本屋大賞 ノミネート作品
| 『悼む人』 | 天童荒太(文藝春秋) |
| 『告白』 | 湊かなえ(双葉社) |
| 『出星前夜』 | 飯嶋和一(小学館) |
| 『ジョーカー・ゲーム』 | 柳広司(角川書店) |
| 『新世界より』 | 貴志祐介(講談社) |
| 『テンペスト』 | 池上永一(角川書店) |
| 『のぼうの城』 | 和田竜(小学館) |
| 『ボックス!』 | 百田尚樹(太田出版) |
| 『モダンタイムス』 | 伊坂幸太郎(講談社) |
| 『流星の絆』 | 東野圭吾(講談社) |
直木賞受賞作があったり、前年度受賞者の作品があったり、「もう十分売れてるじゃん」というイメージのものがずらりと並んだ感があり、本読みの間では新鮮味が無いだのなんだのとノミネート時点からなんだかんだ言われております。
実は私もその一人で、何だか「こう来たかっ!」みたいな驚きが無いラインナップだなと思いましたハイ。
ただ、ベストセラーというものは「普段本を読まない人が買って」こそのベストセラーだと思うので、「売り場からベストセラーをつくる!」というコンセプトから考えればこういうラインナップこそ正解なんだと思う。「いい作品なんだけれど、いまいち注目度の薄い作家さんに!」とか「某○○賞の選考っておかしい!」というのは幻想なのですね。それはそれで別の賞を創るべきなんでしょう。
例えば2006年の『東京タワー オカンとボクと、時々、オトン』が受賞した年は、私は『ベルカ、吠えないのか?』に是非受賞して欲しかったのだけれど、普段本を読まない人が「本屋大賞だから」と言って「ベルカ…」を手に取ったとしたら、翌年以降「本屋大賞」の本を手に取らないかも知れないもの。
ただ、キャンペーンの下手くそさだけは指摘しておきたい。
大賞以外の9作品も当然売れて欲しいし読まれて欲しいならばノミネート発表の時に大々的にキャンペーンすべきだと思う。マスコミは「大賞発表」の時しか食いついて来ないかも知れませんが、書店レベルでは可能でしょう。
ノミネート発表と同時か2・3日以内に本屋大賞のWEBでPOP・張り紙・腰巻等を発表。 同時にフリーペーパー「LOVE書店!」のノミネート作発表号を発行。 各推薦書店員がWeb上で推薦作への投票をアピール。 投票権の無い書評家や一般人が下馬評予想等など。 煽って、煽って発表日を迎える…。 スタッフは現役書店員で終業後に手弁当でやっているらしいから大変なのは判るんですけれど、これぐらいやってくれるとねー。
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