『どうして僕はきょうも競馬場に』《亀和田 武》
あー、競馬場に行きたい。
書名からは「競馬に関するエッセイ」というイメージが濃厚ですが、“競馬本”のジャンルに収めるのはもったいない…というか、「競馬本ではない」です。
これは「競馬エッセイ」ではなく、競馬場という場を本線に置いた味わい豊かな紀行文です。「競馬場とそれを取り巻く人々のあんなことやこんなこと」も当然登場しますが、競馬場へ足を運ぶ亀和田武の哀愁がとても絶妙。
エッセイと随筆の違いを云々するほど両者を読み込んではいないのだけれど、これはやはり「随筆」と呼びたい。
そして、無性に競馬場に行きたくなる。どこか。やはりばんえい競馬で唯一生き残った「ばんえい十勝」http://www.banei-keiba.or.jp/かな。
行くならばやっぱ一人旅。黙々と工程をこなす一人旅は淋しいと言えば淋しいけれど、連れのコンディションとかを気にしなくていいのがいい。飽きればさっさと切り上げて別の行動に移すのに遠慮も要らないし。
とりあえず大井に遊びに行ってみるかな。
『どうして僕はきょうも競馬場に』《亀和田 武》(本の雑誌社)
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